報・連・相でトラブルを防止

介護職においても報告・連絡・相談はトラブル防止に役立ってきます。

もし高齢者に異変があったり事故を起こした時に、自己判断で対処せずに直ぐに報告することが大切です。
高齢者を介助している最中に高齢者が転倒してしまった場合、見ためが大丈夫だからとそれをナースに報告しなかったりすると、打ちどころが悪くて後から様態が悪化した時に責任を追うことになってしまいます。

また、介護記録は細かい部分まで記載しておくことが重要です。
家族にどのような介護を行なったかの履歴や報告となるため、細かい部分まで記載しておくことでトラブルを未然に防ぐことができるのです。

連絡については、介護士の場合は申し送りをしっかり行う必要があります。
申し送りは引き継ぎのようなもので、それがしっかりできていないと、次のシフトに入っている方が困ることになります。申し送り以外にも、連絡やコミュニケーション不足が原因で起こりうるインシデントやアクシデントがあるため、些細なことでも報告と連絡を行いトラブルに備えていくことが大切です。

また、相談についても精神的なストレスや不安を取り除くために重要で、相談することで何か解決の糸口が見えてくることもあります。
特に介護職は利用者やその家族など、社会の人間関係だけでなくそれ以外の人間関係も出てくるので、悩んだら相談をすることが大切です。不安な気持ちで仕事をすればうっかりミスも増えてきますし、ストレスが溜まってイライラした状態だと、介護を受ける高齢者が萎縮してしまうので気を付けましょう。